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五所川原立佞武多祭2015の見どころに歴史や耳寄り情報をご紹介!

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夏のイベント
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五所川原立佞武多祭(ごしょがわらたちねぷたさい)は
今や、青森ねぶた祭、弘前ねぷた祭とともに
青森三大ねぶた祭りに数えられます。

その壮大なスケールに圧倒されることまちがいなし!

北国の短い夏を彩る圧巻の祭りをご紹介します。

五所川原立佞武多祭の概要

■開催日

8月4日~8日(毎年同日)

※ 8月3日花火大会

■場所

青森県五所川原市旧市街地一円

■アクセス

・電車 JR五能線五所川原駅→徒歩すぐ(駅前からすぐで観覧可能)

・車 津軽道五所川原北ICから国道339号経由3km10分

■駐車場あり(無料)

※ 市内一円が交通規制されるので、
なるべく電車で来ることをお勧めします。

■人出 100万人〜120万人(天候により増減)

■問合せ先

五所川原市観光協会
五所川原市大町38 TEL&FAX 0173-38-1515 

「五所川原立佞武多」って、読める?

五所川原立佞武多は、青森県津軽平野の真ん中にある
五所川原市のねぷた祭りです。

五所川原立佞武多。

読めます?(笑)

「ごしょがわら たちねぷた」と読みます。
「ねぶた」ではありません。

「ねぷた」です。

毎年8月4日〜8月8日と期間が決まっています。

ねぶた・ねぷたは、本来は「七日日(なのかび)」といって、
8月7日の昼運行で終わるのですが
(五所川原も以前はそうでした)、

五所川原立佞武多は、
「青森ねぶたや弘前ねぷたが終わってから
ゆっくり見られるように」と、1日長くしているのです。

「立佞武多」の名のとおり、人形は立っています。
何と高さ最大20m強です!

昔は木で骨格ができていましたが、
今は鉄骨なので、重さも20tあります。

そのため、五所川原市は道路を頑丈にし、
高い立佞武多が引っかからないよう、
電線の地下化をしたほどです。

囃子も青森の「ラッセラー」、弘前の「ヤーヤドー」
に対し、五所川原では
「ヤッテマレー、ヤッテマレー」です。

「ヤッテマレ」とは、標準語訳をすると
「やってしまえ!」「やっちまえ!」です。

つまり五所川原のねぷたは、立佞武多に限らず
ケンカねぷた」なのです。

でもご安心ください!

現在はねぷた同士が激突することもなく、
祭りでケンカが起きることもありません。

安心して観覧してください。

奇跡の復活を遂げた立佞武多

ねぶた祭りは、発祥から400年続いているといわれています。

五所川原立佞武多が記録に登場するのは、明治40年頃。

当時この地域に名を馳せた豪商や大地主が、
富と権力を競い合うために、巨大ねぷたを作り始めた
と言われています。

その大きさのあまり、隣町からも見えたという写真も
残っています。

しかし、大正になって電気が普及しはじめ、
電線が渡されるようになってから、
ねぷたは小型化していき、平べったい形になっていきました。

青森ねぶたは今も平べったい感じです。

弘前ねぷたは扇型なので別物です。

小型化に追い打ちをかけるように、
2度にわたる五所川原大火で街が壊滅。

設計図や写真も消失し、立佞武多は姿を消しました。

しかし、1993年、偶然民家で当時の設計図と写真が発見され、
翌年市民の手で高さ7mの立佞武多が復元されたのです!

それ以降、毎年新しい立佞武多が作られています。

国内外で大人気!

2009年には「天皇陛下御即位20年をお祝いする国民祭典」で
日本を代表する祭りとして、皇居前広場で披露されました。

また今年2月には、ブラジル・サンパウロのサンバカーニバル
に招かれ、非常に盛り上がりました。

この立佞武多は、東日本大震災後に復興の祈りをこめて制作された
『復興祈願 鹿嶋大明神と地震鯰(じしんなまず)』でした。

震災後、義援金や重機での被災家財撤去、物資の寄贈など、
たくさんの支援をしてくれたブラジルに対する
感謝の気持ちが込められていました。

五所川原立佞武多祭では、『ドラゴンボール』の悟空、
桃太郎電鉄ガンダムなどとのコラボ立佞武多も出陣するなど、
平成の立佞武多も大人気です。

運行経路とみどころ

非常に単純明快な運行経路です。
旧市街地の大通りを1周します。

駅から徒歩3分の通称「ロータリー」が
立佞武多発着地点であり、いちばんの観覧スポットです。

五所川原駅から外に出ると、
まっすぐ前に見えるぐらい近いです。

ロータリーでは立佞武多が回転し、
人形の前も後ろも見えるようにしています。

立佞武多の先陣を切って運行される
あすなろ太鼓」も大きいですよ!

直径3.2m、長さ3.6mで、人が上に乗って叩きます。

地元の高校生が製作した立佞武多も運行されます。

これがなかなかに質の良いもので驚きますよ!

その他、立佞武多以外の青森ねぶたのような
平べったい人形ねぷたも運行されます。

各団体や町内ごとに、趣向を凝らしているので、
ひとつひとつじっくり楽しんでください。

ねぷたの前で踊るハネトの熱狂ぶりもすごいです!

正式に観光客が参加できるシステムはないのですが、
ハネトの格好をしていれば、どこにでも潜り込むことは可能です。

基本ウェルカムですが、危険行為や泥酔は拒否されるので
マナーを守ってくださいね。

有料観覧席もロータリーにあります(上図の青いレ点)。

「株式会社まちなか五所川原」で予約受付中です。

予約サイト

■有料観覧席について

・2015年3月23日~予約受付中

※ 窓口受付平日10時~17時

FAX受付24時間(FAX受付は7月20日(月)まで)

・7月21日(火)〜祭り期間中でもチケットがある場合は
「太宰治『思ひ出』の蔵」で窓口販売。

・桟敷席設置場所 五所川原市大町地区(金正堂本店向かい)

・ 設定席数 232席

・ 販売価格 3,000円

・ 仕様 全席指定(パイプ椅子)

その他の観覧ポイント

はっきりいって、運行経路すべてが観覧ポイントです!

昔は運行経路全体にアーケードがかかっていましたが、
今は市街地が移動し、アーケードが撤去されたので、
20mの立佞武多は逆に見やすくなりました。

そのかわり、雨はしのげませんので、
雨天の場合は雨具を用意してください。
(傘ではなくカッパ推奨)

かなりの人出なので、大変込み合います。
早めに運行経路に行くことをオススメします。

直前まで道路は封鎖しないので、押し合ったりする危険です。

気をつけてくださいね。

ベビーカーや車椅子は、大混雑で危ないのでほぼムリです。
有料観覧席を確保した方がいいですね。

有料観覧席は太宰治の叔母
(『津軽』に「五所川原のおばさん」として登場)の
元居住地であった「まちなか『思ひ出』パーク」の一角なので、
オムツ替えなどもしやすいですよ。

トカトントンスクエア」というフードコートもあります。

思ひ出の蔵」は太宰治の資料館になっているので、
太宰ファン、文学ファンにはたまらないスポットです。

■ まちなか「思ひ出」パーク

青森県五所川原市大町15

・電車 JR五能線五所川原駅より徒歩3分(260m)

・車 津軽道五所川原中央I.Cより約4km(10分)

五所川原北I.Cより約2km(5分)

・営業時間 「思ひ出の蔵」10:00〜17:00 無休、無料

※ 団体は要事前予約

「トカトントンスクエア」ショップによって異なります。

★詳細はこちら

・ 問い合わせ

株式会社まちなか五所川原
TEL 0173-33-6338

ショッピングモールが駐車場を開放

車の場合は、新市街地にある「ELMの街」という
巨大ショッピングモールの駐車場を開放し、
そこから、駅前までシャトルバスを運行します。

(イトーヨーカドーと専門店街です)

「ELMの街」の駐車可能台数は
2,500〜3,000台で、無料です。

シャトルバスの運賃は120円、乗車時間10〜15分です。

普段からコミュニティバスが通っているのですが、
祭り期間中はピストン輸送しますので、重宝しますよ!

「ELMの街」周辺は「エルムシティ」として
一大ショッピングエリアになっています。

この地域が、五所川原市の新市街地です。

「パークイン五所川原 エルムシティ」という
ホテルも目の前にあります。

空きがあるかどうかはわかりませんが、
あればホテルの駐車場を利用して、
「ELMの街」からシャトルバスに乗ってもいいですね。

「ELMの街」には何でも売っているし、
レストラン街もあります。

周辺にも食事どころがありますし、
天然温泉「エルムの湯」もありますよ〜。

北国といっても五所川原は内陸。

日中は普通に35度ぐらいになるので、
天然温泉で汗を流してください♪

■パークイン五所川原 エルムシティ

青森県五所川原市大字唐笠柳字藤巻66-12

TEL 0173-34-8910 FAX 0173-34-8920

公式サイト

※無料駐車場100台完備

 当日ムリなら「立佞武多の館」へ

残念ながら、立佞武多祭当日はムリな方には、
「立佞武多の館」をオススメします。

五所川原駅から徒歩5分と近いですよ。

館内では数台の立佞武多を常設展示しているので、
年中観ることができます。

実は、展示という役割のほかに、
立佞武多の格納庫という役割も持っています。

つまり、祭のときはここから出陣し、ここに戻ってくるのです。

そして、祭の5日間以外は「立佞武多の館」に展示され、
鑑賞できるようにしているのです。

常設展示されている立佞武多は、ただの飾りではなく、
本物の立佞武多ということになります。

祭前の期間は、立佞武多の製作過程も観ることができます。

また、津軽凧金魚ねぷたの製作体験もできたり、
津軽の名産品も購入できるので、おみやげにどうぞ。

■立佞武多の館

・立佞武多展示室

9:00〜19:00(4月〜9月)

9:00〜17:00(10月〜3月)

・美術展示ギャラリー

9:00〜19:00

休館日 1月1日
(美術展示ギャラリーは作品入替れのための休館日あり)

・入館料 

「立佞武多展示室」

個人:大人600円、高校生450円、小中学生250円

団体:大人540円、高校生400円、小中学生220円

「美術展示ギャラリー」

個人:大人300円、高校生100円、小中学生100円

団体:大人240円、高校生90円、小中学生90円

「セット料金」

個人:大人800円、高校生500円、小中学生300円

団体:大人720円、高校生450円、小中学生270円

・アクセス

JR五能線五所川原駅、津軽鉄道津軽五所川原駅より徒歩約5分
(五所川原駅と津軽五所川原駅は隣接)

弘南バス「大町 立佞武多の館前」バス停下車

東北自動車道浪岡インターチェンジより車で約20分

津軽自動車道五所川原北インターチェンジより車で約10分

※有料駐車場(普通車20台)あり

 

いかがでしたか?

北国の夏は短いので、みんな爆発します!

小さな街の大きな祭を、ぜひご堪能ください。