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天神祭はどんな祭り?船渡御や陸渡御の見どころを詳しく!

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夏のイベント
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天神祭は、大阪の夏を彩る日本の代表的な祭り。

毎年130万人もの見物客でにぎわいます。

活気ある神輿(みこし)から、幻想的な船渡御(ふなとぎょ)まで、天神祭の見どころを紹介します!

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大阪天神祭は日本三大祭のひとつ

大阪天神祭は、大阪市内の天満にある、大阪天満宮周辺を中心に行われる夏祭りです。

東京・神田祭、京都・祇園祭とともに、日本三大祭りのひとつに数えられています。

また、生國魂神社の生玉夏祭、住吉大社の住吉祭と共に、大阪三大夏祭りのひとつにも数えられています。

毎年130万人もの見物客が訪れ、日本国中にたくさんある天神祭の中でも、最も盛大なお祭りとなっています。

「天満宮」「天神」というぐらいですから、学問の神様・菅原道真公を祀る神社ですよね。

毎年宵宮が7月24日、本宮が7月25日です。

道真公は、陰暦ですが903年2月25日が命日です。太陽歴でも、903年3月26日なので、全国の天神祭は、25日前後に行われるのです。

天神祭は商人の祭り!

天神祭を支えているのは、「講社(こうしゃ)」または「講」と言われる組織です。

天神祭をとり行うためにできた、商人の集まりが発端です。

催太鼓(もよおしだいこ)の太鼓中(たいこなか)、渡御列でご神体を乗せる御鳳輦講(ごほうれんこう)など、32団体の講社があり、それぞれ役割が決まっています。

講社があってこそ、天神祭は活気づくのです。

天神祭の見どころ

大阪天神祭のメインイベントは、何と言っても、陸渡御と船渡御です。

勇壮な陸渡御(りくとぎょ)

大阪天満宮本殿で、御神体が御鳳輦(ごほうれん)に移されます。

そして、大阪府無形民俗文化財に指定されている、催太鼓の「からうす」が披露されます。

赤く長く垂れ下がった「投げ頭巾」をかぶった、「願人(がんじ=祈願者)が、「チェサジャー」「ソコジャー」と掛け声をかけ、激しく揺さぶられながら、太鼓を打ち鳴らします。

願人は花形ですね~↓

その後いよいよ14:30頃、催太鼓を先頭に、3000人もの祭列が、船渡御スタート地点である、大川・天神橋までの3kmを行進します。

大阪天満宮→老松町通→新御堂筋→大阪市役所北側というコースです。

陸渡御列は三陣に分かれています。

第一陣は、催太鼓、先導役の猿田彦、采女(うねめ)、稚児(ちご)、牛曳童児(うしひきどうじ)等。

第二陣は総奉行、前行などの騎馬、平安時代の御羽車(おはぐるま)、御神霊を奉安した御鳳輦(ごほうれん)などです。

第三陣は鳳神輿(おおとりみこし)、玉神輿です。

こうして祭列は、船渡御会場の大川に達します。

幻想的な船渡御(ふなとぎょ)*2022年は中止

船渡御は、実に1000年以上もの歴史を有しています。

17:30から、催太鼓船の太鼓による「からうす」が披露されます。

そして夕暮れになると、大川(旧淀川)の両岸には、たくさんのかがり火や提灯が灯り始め、講社が次々に船に乗り込み、18:00より渡御が始まります。

船は、催太鼓船、神鉾講船、御神酒講供奉船、地車囃子船など、講社によって分かれます。

約100隻、総勢10000人もの人々が乗る渡御船団が、上流側の飛翔橋付近と、下流側の天神橋付近からの両方に分かれて出発。

約7kmの航路を約2〜3時間かけて運行します。

下流から出発する第一船団は、祭祀関係の船、上流側から出発する第二船団は、協賛関係の船です。

それぞれUターンして往復します。

奉安船(御鳳輦船・御羽車・鳳神輿・玉神輿)の上では、「船上祭」という神事が行われ、菅原道真公に、街の繁栄をご覧いただくという趣向になっています。

大きな人形を掲げた人形船などは、列外船と言われ、自由に往来して、祭りを盛り上げます。

船同士がすれ違うとき、
「打ーちまひょ」 (パンパン←手拍子)

「もひとつせ」 (パンパン)

「祝うて三度」 (パパン パン)

「おめでとうございますー」(拍手)

という独特の「大阪締め」が交わされ、「だんじり囃子」が響き渡ります。

かがり火船やだんじり囃子の船は、固定されて動きません。

この大阪締めは、天神祭だけでなく、大阪のおめでたい席で、よく聞かれますね。

しかし、神事をとり行っている御鳳輦船とすれ違うときだけは、鳴り物や締めはなく、静かにすれ違います。そこに神事を感じますね。

非常に幻想的です↓

船渡御の間、天神橋を中心とした川崎公園、桜之宮公園から、5000発の花火が打ち上げられます。

(*2022年の花火大会は中止になりました。)

オリジナル花火「紅梅」は名物です。飛梅の道真公にちなんでいるのでしょうか。

とにかく大混雑しているので、自転車、ベビーカーは危険!

橋の中心に人を入れないので、怒っている方もいらっしゃいますが、これは御鳳輦船、つまり神の頭上に、人を上げて見下ろさせないための神事であるからです。

「人が混み合って花火が見えづらい」

と文句はやめて、天神祭は神事だということも、念頭におきましょうね。

■花火大会アクセス(*2022年は中止)

JR大桜ノ宮駅西口より桜之宮公園沿いを南へ徒歩5分

天神祭り名物のギャルみこし *2022年は未定

宵宮や本宮とは別に、「ギャルみこし」というのも23日に開催され、天神祭関連の行事として人気です。

正式には「天神祭女性御神輿」ですが、「ギャルみこし」で一般的に通っています。

時間は11:50〜17:00と、あんがい長時間で、天満宮付近の商店街を練り歩きます。

いかがでしたか?

大阪の夏を満喫する、ステキなおまつりをぜひ訪れてみてください!

■大阪天満宮アクセス

JR東西線大阪天満宮駅、地下鉄谷町線・堺筋線南森町駅徒歩5分

天神祭り公式サイト