お彼岸には、
家族揃ってお墓参りという、
ご家庭も多いのでは?
お墓まいりやお供物の、
特別なマナーは、あるのでしょうか?
お彼岸・墓参りのマナー
墓参りに
特別に、面倒な作法はありません。
ましてや、お彼岸だからこうしないと、
ということはないのです。
亡くなった方や先祖を思い、
手をあわせて拝むことが尊いのです。
ただ、あまりに非常識なことは避けましょう。
例えば、ものすごく派手な格好で行くとか、
ガムを噛みながら拝むなどは、
ちょっと感心しませんよね。
お寺に行ったら、
まずご住職に、ご挨拶をしましょう。
いらっしゃらなければ、
奥様やお弟子さんでもいいです。
一言声かけをして、参るのがいいですね。
お寺の中の仏壇に参るときでも、かまいません。
お寺の中に入ったら、
ご本尊にも、お参りしましょう。
お寺で、水桶とひしゃくを借り、
水を汲んで、お墓に行きます。
お墓が汚れていたら、拭いたり、
ゴミを取り除いたりして、綺麗にします。
墓の四隅などに、汲んできた水を静かに掛け、
花立てにも水を入れ、花を生けます。
ごはんやお菓子などを、お供えし、
ロウソクとお線香を、立てます。
風が強い日は、
火に十分気をつけてください。
紙などの燃えやすいものは、
ロウソクや、線香の周りに置かないように。
お酒を備えてもいいですが、
墓石にかけると、
石が痛むのでやめましょう。
ここまで準備したら、
お墓の正面に立って、
手を合わせて拝みます。
拝むときは、
数珠があれば、手にかけましょう。
宗派によって、かけ方が違います。
分からなければ、お寺の住職に聞くのが一番です。
故人を偲び、祖先に感謝をするなど、
気持ちを込めます。
全員が拝み終ったら、
ロウソクや、線香の火を消すことを忘れずに!
ロウソクは、
普通は、口で吹き消しません。
節分の項でも触れましたが、
邪気は、口から入ると言われているので、
故人や祖先に、邪気を吹きかけるとして、
忌み嫌われています。
線香は、線香立ての灰に、逆に挿せば消えます。
帰るとき、
供物をきちんと片付けて、持ち帰りましょう。
そのままにしておくと
腐ったり、カラスがついばんで散らかし、
他の参拝者や、お寺の迷惑になります。
お彼岸・お供物で気をつけたいこと
お墓にお供物をするのは、
故人や祖先への、
畏敬の念や、感謝を表すためです。
通常は、
ゼリー、桃山、せんべい、ようかんなど
日持ちのするお菓子、
ぼたもち、フルーツ、
煮しめや、漬物などの
おかずをつけたごはん、などです。
地域によっても、
宗派によっても、多少は違います。
仏壇には、同じようなものでいいです。
お花は、
お彼岸には、白や淡い色のお花を、
供える場合が多いです。
百合、カーネーション、菊などが一般的です。
お庭に咲いているお花でまったくかまいませんが、
春のお彼岸だと、
あまり咲いていないかもしれませんね。
どうですか?
そんなに難しいマナーはありませんでしたね。
いちばん大切なのは、
思いやりを持って
故人や祖先を参るということです。
故人を偲ぶという意味でも、
日本人は、お墓参りを大切に考えるようです。
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